本体に紙帯が巻いてある状態の、
共箱・証紙・たとう紙付きの完品で、
新品未使用品です。
小森 氏の最も定評のあった茜色と金糸を多く配色して頂いた特別注文品（御誂仕立）です。
他の如水間道とよく比較し、また全体の印象を感じて頂ければお分かりになると思います。
購入価格は80年代頃の当時でお誂え代込み約40万円ちょっとだったそうです。
金色証紙が存在しなかった時代の最高級ランク『銀色証紙』の織物です。
現在の金色証紙は「絹50％以上使用」で交織（絹と化繊を混ぜて織ったもの）の帯地にも「金」の表示が添付されますが、
品質表示や原産国表示の厳格さがあった時代の『銀色証紙』は、不純物を20%取り除いた上質の生糸100%使用です。
管理につきましては、定期的な風通し、無添加天然樟脳での防虫、クローゼットの温度湿度対策を行い管理しておりました。
状態は着物ヴィンテージとして極美品です。
着物専門業者さんの買取価格・新品販売価格に照らし合わせ（画像20枚目）
こちらは完品・新品未使用品なので、新品との価格差を適正に考慮させて頂き、
無形文化財の価値を併せましてこちらの価格と致しました。
草木を採ってきて三日以内に染めてしまわないと色が死んでしまいます。
鮮度によって色が変わるので、できるだけ新しいものを使った方が美しく染め上がる。朝露を含んだ新鮮な草木を、染めた場合の色は格別である。
すすぐ水が美しいということが第一の条件ですが、雪の降る中を冷たい岩清水ですすぐときなど、手がエビのように真っ赤になります。でも、そういう寒のしまったときなんかは、また、格別いい色が出るものです。（小森氏談）
小森氏の帯は全国織物大会をはじめ博多織求評会などで総理大臣賞、通産大臣賞、東京都知事賞、全国百貨店賞などの大賞を受賞。
生地感はとても軽いです。
帯のどこをとっても柄が連なった全通柄ですので、柄出しの難しさもありません。
◆素材◆
正絹
◆文様
如水間道
◆サイズ◆
長さ 約375cm　幅 約30.8cm
※紙帯を取らずに採寸計算した為、誤差はご了承下さい。
◆付属品◆
画像に映る付属品一式
※桐箱の角に打ち身
◆その他ご確認事項◆
太陽光で実際のお色味に近いよう撮影を心がけましたがお使いのモニターや環境によっても見え方が異なることをご了承の上、ご購入をお願い致します。